2008年9月27日土曜日

PCパーツ発注

ナビトラマップ、エコーリンク、WeatherStationなどのPCを新調すべく、情報収集をしていましたら、Atom330というCPUを使ったインテルのD945GCLF2というマザーボードの記事がネット上にありました。Atomは低消費電力のモバイル用のCPUなのですが、このマザーボードに乗っているのはなんとデュアルコアなのです。
ネット上でもかなり評判がよいので、セレロンデュアルコアのPCの計画を変更してこちらにすることにしました。
ケースとセットで20k円弱です。だた、このマザーボードはメモリースロットが1枚分しかないので、当初計画していた手持ちの512M×2で1Gという目論見がNGとなってしまいました。
しかたがないのでメモリーも注文しました。といっても2Gで3.4k円なので当初の目論見よりスペックアップとなりました。HDDは手持ちの320G(ATA100)があるので送料も入れた値段は24k程度でした。
商品は人気のようで10日~20日の納期とのことです。まあ、そんなに急いでいるわけでもないですし、ゆっくり到着を待ちたいと思います。

2008年9月23日火曜日

健在!PK-80

ナビトラマップやUI-DIGIのために、タスコのTNC-22などをヤフオクで探すと、結構いい値段がするんですよね。
ちょっと、競り合いが激しいと5,000円を超えたりするときがあります。
私は、ナビトラを始めてたときからずっとPK-80で運用しています。
PK-80ならちょっとした改造でナビトラやUI-DIGIに利用できますし、なにしろ相場が安いです。
今でも、ヤフオクで平均で1,000円台です。2,3年前には100円で落札したこともあります。
ただちょっと気を付けないといけないのは、RAM増設を行ってROM(PK-80ではEPROMを使っています。以下ROMと表記します)のバージョンアップをやっておく必要があります。
もうひとつ、BTEXTに8バイト文字が使えないということです。
前者は少し電子回路をいじった事のある方なら改造可能です。後者は、カタカナや漢字はあきらめてローマ字で表記することでネグることができます。

これまで、4台のPK-80を改造してきました。ナビトラマップ、UI-DIGI、KingGate、AGWTRACKERにおいていずれも快調に動作しています。
今回5台目を入手(ヤフオクで1,200円)しましたので改造方法をまとめてみました。












まず、PCとRS-232Cで接続して動作確認をしておきます。古い物ですから、バックアップのバッテリーが不良になり、リセットがかかっているかもしれません。デフォルトはparity 3、awlength 7になっています。
parity 0、awlength 8で文字化けをする場合はターミナルソフトの設定を変えてみてください。
動作確認ができたところで、ケースを開けて基板をとりだします。PK-80は20年以上前の古い物ですからほこりなどをこの時点でブロワーなどで吹き飛ばしておきます。





改造ポイント1:RAMの増設
PK-80は標準で16K(64kbit×2)のSRAMが乗っています。これを32kに増設しておきます。
ナビトラマップやUI-DIGIはRAMが32k必要です。
使用するRAMは標準的なDIPタイプが入手しにくいので(価格が高い)のでフラットタイプ(1.27ミリピッチ)のものを利用します。秋月電子で5本で300円でした。(エプソン製SRM2B256SLMX55) これを1.27
ミリピッチ→2.56ミリピッチ変換基板でDIPサイズにします。(サンハヤト製ICB-010、3枚分で420円@サトー電気)

まず、基板上のRAMを取り外します。もう使わない物なので思い切ってニッパでリード線を切ってしまいます。後処理は残ったリード線を引き抜き、ソルダスポイトでハンダ面をきれいにしておきます。(U25だけでOKです)







































U25にはICソケットを取り付けておきます。(後述のシングルピンヘッダが挿入できることを確認しておいてください)
SRAMを変換基板にハンダ付けをするのはちょっとコツがいります。というのは今回使った変換基板のハンダ面よりSRAMのリード線の長さの方が長いのでハンダがうまく回ってくれないのです。
私も試行錯誤を繰り返した結果、SRAMのリード線を一度延ばして逆向き(内側へ)に折り返すようにしました。こうするとうまくハンダが回り込んでうまくいきます。




これで、32kのSRAMが完成です。
実装を楽にするためにシングルピンヘッダを取り付けておきます。










あとは、RAM容量を16Kから32kへ変更するジャンパーを取り付けておきます。
JMP12のショートしているところを切断して、反対側へジャンパーを取り付けます。リード線でジャンパーしても全く問題ありませんが、私はピンヘッダを取り付けてジャンパプラグでショートさせました。







改造ポイント2:LM324の交換
U3のLM324を交換します。オリジナルでは4,800bpsまでしか使えません。9,600bpsでは文字化けしてしまいます。UI-DIGIでは問題ありませんが、RS-232Cを経由してアプリを使う場合は取り替えておいた方が無難です。
TL084に交換しておきます。サトー電気で105円でした。
これも、SRAMと同じ要領で取り替えます。ソケットにする必要はないと思います。

改造ポイント3:クロックアップ
クロックアップをしておきます。
オリジナルでも特に問題ないようですが、動作クロックを倍にしておきます。
JMP2のショートしているところを切断して、反対側へジャンパーを取り付けます。これもリード線でジャンパーしても全く問題ありませんが、オリジナルに戻すことができるようにピンヘッダを取り付けてジャンパプラグでショートさせました。


改造ポイント4:ROMのバージョンアップ
ROMの変更をします。
オリジナルのPK-80はTAPRのVersion1.2のはずです。
ナビトラマップやKing-Gate、AGWTRACKERなどのKISSモードの必要なアプリを動かすために、ROMを最新の(といってもリリースは16年前ですが)1.1.8aに焼き変えます。
ROMライタは秋月電子のROMライタをもっていますので、これを利用します。
PK-80から抜いたROMを紫外線で消去します。
紫外線イレーサは冷蔵庫用の紫外線蛍光灯です。出力が小さいためか消去に2時間ほどかかりました。
TAPRからROMのHEXデータをダウンロードしてROMに焼き付けます。

動作チェック
ROMとSRAMをソケットに取り付けて、RS232C経由でPCに接続し、ターミナルソフトを起動します。
SRAMを取り替えていますから、パラメータはデフォルトに戻っています。
したがって、ターミナルソフトの設定は7ビット、偶数パリティです。
PK-80の電源を入れ、オープニングメッセージに32KBとうんぬんと出れば改造は完了です。
もちろん、UI-DIGIのROMを入れればUI-DIGIとして動作します。
















補足1
バックアップバッテリーの電圧を測っておきます。前述のとおりPK-80は製造から20年以上経過していますので、バックアップバッテリーが消耗している可能性があります。
今回のPK-80もバッテリーが消耗していてパラメータを設定した後電源を切ると、リセットされていました。 バッテリーの電圧を測ると本来3Vあるところが、0.7Vくらいしかありませんでした。
同じ形状のバッテリーが入手できればいいのですが、今回は入手をあきらめてCR2030で代用しました。本来はやってはいけないのですが、CR2030にリード線をハンダ付けして実装しました。
とりあえずこれで設定したパラメータは保持されるようになりました。











補足2
これまで、5台のPK-80を改造してきましたが、1台だけパケットを受信してもDCDランプの点滅が不安定な物がありました。
電源を入れた直後はDCDランプがつかず、パケットもデコードしなくて、1時間ほど放置するとDCDランプが反応しはじめデコードもはじめるという症状がでていました。
あれこれチェックした結果、モノシリックフィルタのMF-10が不良だったようで、交換したところFBに動作するようになりました。

補足3
前述のようにPK-80は製造後20年以上経過していますので、中古で手に入れた場合は経年変化により
チューニングポイントがずれている可能性があります。
マニュアルにはチューニングの方法が書いてありますが、中古で手に入れた場合はマニュアルがついていないことも考えられるのでマニュアルから抜粋しておきます。(一部調整がスムーズにいくように表現を変えています)
[送信ロー・トーンの設定]
1.R78を右方向に半回転ほど回し、周波数を少し低くしておきます。
2.「cmd:CALSET 438]を実行してリファレンス周波数を1,200Hzに設定します。
3.[cmd:CALIBRA」を実行して、校正ルーティンに入ります。
4.JMP9のピン1と6の間、JMP4の2ケ所にジャンパーを差し込みます。
5.コンピューターの[K]のキーを押し、「STA」か「CON」のLEDが点灯することを確認します。
6.[SPACE]バーで点灯するLEDが変化しますから、「CON」のLEDを点灯させてください。
7.両方のLEDが同時に点灯するまで、R78をゆっくり左方向に回して行きます。
8.回し過ぎて他方のLEDだけか点灯するようになれば、R78を反対方向に回します。
9.両方のLEDか安定して点灯すれば、コンヒューターの[Q]のキーを押します。
10.コンピューターに「cmd:」が表示され、両方のLEDが消えたら終了です。
[送信ハイ・トーンの設定]※必ず、ロー・トーンの設定に続いて行ってください。
11.R77を左方向に半回転ほど回し、周波数を少し高くしておきます。
12.「cmd:CALSET 239」を実行してリファレンス周波数を2,200Hzに設定します。
13.「cmd:CALIBRA」を実行して、校正ル一ティンに入リます。
14.コンピューターの[K]のキーを押し「STA」か「CON」のLEDが点灯することを確認します。
15.[SPACE]バーを押して、「STA」のLEDが点灯するようにします。
16.両方のLEDが同時に点灯するまで、R77をゆっくり右方向に回して行きます。
17.両方のLEDが安定して点灯すれば、コンピューターの[Q]のキーを押します。
18.JMP9とJMP4からシャンパーを外します。
[受信デモジュレーターの中心周波数の設定]
20.JMP8のジャンパーを外し、R79を右に半回転ほど回します。
21.「cmd:CALSET 157」を実行してリファレンス周波数を1,685Hzに設定します。
Z2.「cmd:CALIBRA」を実行して、校正ルーティンに入ります、
23.JMP9のピン2と5の間にジャンパーを取り付け、「CON」LEDが点灯することを確認します。
24.両方のLEDが同時に点灯するまで、R79をゆっくり左方向に回して行きます。なお、両方又は一方のLEDが瞬いて点灯していても構いません。
25.JMP9からジャンパーを外し両方のLEDが消えることを確認します。
26.コンピューターの[Q]キーを押すと、「cmd:」が表示されます。
27.JMP8にジャンパーを取り付けたら、調整は完了です。

総括
まだまだPK-80もいけますよ。改造も1台あたり1,000円以内で終わると思います。
やってみようという方でROMライタをお持ちでない方は私の方で焼いて差し上げられますので、メール(jr6cum<アット>jarl.com)までご連絡ください。
最近は、使う予定がないのにヤフオクでPK-80を見つけるとつい落札ししまいます(^_^;



(5台になったPK-80)

ADSLモデム交換(その2)

SVⅢの自動モードでは1日しか接続が持ちませんでした。
自動設定では通信速度から見ると、近距離モード(G.992.1 Annex I)になっていたようです。
結局、うち環境ではモデムを変更しても無駄ということになりそうです。伝送路の問題のようです。
SVⅢを中距離モード(G.992.1 Annex C)に変更して再度状況をみてみます。
たぶん、これで切れなくなると思われます。

親戚の家がフレッツ光を入れていたのですが、ブッチギリの早さですね。無線LANを経由しても軽く10Mを超えていました。
こういうのを見ると、ADSLなんて子供のおもちゃのような気がします。
はやく、光が導入されるかFTTHのケーブルテレビの導入が待たれます。

2008年9月21日日曜日

ADSLモデム交換

親戚が大分に引っ越してきて、通信環境を光に変えて、それまで使っていたADSLモデムを譲ってもらいました。
SVⅢというVOIP対応、ルータ内蔵タイプです。
とりあえず、ウチの環境ではVOIPもルータも不要なので設定をブリッジへ変えてモデム動作にしてSM5と交換してみました。ADSLのモードはとりあえず自動にしています。
これで、速度と安定度の様子を見てみたいと思います。
安定かつ高速になったらうれしいのですが...
もしこれでOKならば現行のMS5をNTTへ返して、毎月のレンタル料も節約ができます。
しばらく、カットアンドトライをやってみようと思います。

V・Uアンテナケーブル交換終了

きのう、ケーブルの長さが足りなかったV・Uアンテナのケーブルを延長ケーブルを作って継ぎ足して、ケーブル交換が終了しました。
結果は、ぜんぜん変わらずです。やっぱり、両子山のデジピータの信号が弱いのはハイトパターンのせいでした。アンテナをタワーのトップへ戻すとやはり信号強度が落ちました。
とりあえず、VUアンテナ騒動はこれで終わりにしたいと思います。(つかれました、ホント...)

2008年9月20日土曜日

ケーブルが足りない!

台風13号は幸いなことに無事に通り過ぎてくれました。
今日は、エレベータダウンしているついでに、V・UHFのアンテナの同軸ケーブルを交換することにしました。
あらかじめオークションでNP付の8D-FBの20mものを入手していました。
結構むしむしする天候の中、今までの同軸をはずして(ほぼ50センチおきにビニテでバインドしてあるので、はずすの大変でした。)、タワートップのX7000に新しい同軸を接続します。
途中にわか雨が降って中断したので結構時間食ってしまい、夕方までかかってしまいました。
新しい同軸をほかの同軸にバインドしておしまい、のはずだったのですがなんだか変です。
8D-FBの長さが足りないのです。
計算ではタワーが20m、マストが2m、部屋の高さ4mなので、引き込み部にぎりぎり2m取れる予定だったのですが、アンテナ直下のループやタワー上での引き回しで足りなくなってしまったようです。
どうやら以前のケーブルは25mか30mものを買って来たようです。すっかり忘れてしまっていました。
しかたがないので、延長することにしました。幸い、5D用のNJコネクタがあったので、明日、延長ケーブルを作ることにしました。
せっかく新品のケーブルに換えたのにロスが出る部分ができてしゃくなのですが、しかたがないです。

2008年9月15日月曜日

430MHzのハイトパターン

台風が近づいているので、早めにアンテナをエレベータダウンして低くしました。
V・UHFアンテナはタワーに20センチしか離れていない状態でほぼタワーに沿っている状態です。これでは、SWRも高い状態でしょうから、エコーリンクは停止しました。
UI-DIGIは10Wを1Wにして動作させて見ました。ナビトラモニタも稼動させています。
すると、なんといままで両子山デジのJF6YFUがSメータ1つ振るか振らないかだったのがS5になっています。現在は給電点の位置で8mくらいです。前述のようにタワーが20センチの間隔で平行に沿ってありますから、どう考えてもベストの状態ではないでしょう。やっぱり、いままで信号が弱かったのはハイトパターンによるものだったようです。

さて、原因はわかったのですがこれからどうするかです。
現状ではタワーのトップ以外にX7000を取り付けるところはありません。
今まで使っていたX5000を低い位置に取り付けるという手もありますが、それではエコーリンクやUI-DIGIでのデジピートに支障をきたします。
今は22mの位置でもコンディションが良いので直接受けられていますが、真夏はNGでした。
結局はコンディションの悪い間はがまんして、ローカルのデジにたよる、つまり現状しかないのかなと思いますが、低い位置のアンテナの信号と混合するダイバシティ方式も考えられます。 少し、研究してみます。

(ついでに、エレベータダウンしたアンテナの全景です。)

2008年9月14日日曜日

CPUパワーが足りない!

APRS-ISにWXデータを送信し始めた頃から気になりだしたのですが、エコーリンクのIDの音声が途切れ途切れになるのです。
なんか変だなーと思っていたら、モニターするQSOも音が途切れたり、2局のQSOの間がなくなったりしてどうも変なのです。
で、タスクマネージャのパフォーマンスを表示してみるとかなり長い時間CPUの使用率が100%になっていました。
いろいろ試した結果AGWTRACERがAPRSのサーバから全世界のデータを受けていたことによって高負荷がかかっていたようです。最終的な対策としてはT2fukuokaのサーバに接続してこちら側にデータが流れてこない設定を見つけました。(私の目的はAPRS-ISへデータをアップロードすること)
これでずいぶん負荷が減りました。
でも、やはりちょうど1分間に1回10秒間くらいCPUの使用率が100%になるタイミングが残っています。
1分間に1回なのでWeatherDisplayの更新のタイミングと思い試しにWeatherDisplayを止めてみました。
結果はやはりちょうど1分間に1回のタイミングの高負荷はWeatherDisplayのようです。
でも、それでもやはりときどきまだ10秒くらいの高負荷が発生しています。
いろいろタスクを停止してみたのですが、今のところ原因不明です。

高負荷の発生はWeaehrDisplayを導入した頃から発生していたと思われます。
たぶん、エコーリンクのVOIPの再生時に影響が出ていたと思われますが、気がつかなかったのだと思います。
現在は、なんとかIDの途切れやQSOの途切れも最小限になっているようですが、まだ残っているようです。特にIDの途切れは1分に1回の高負荷のタイミングとあってしまうと必ず発生してしまいます。
負荷のタイミングによってはVOIPのバッファ能力を超えてしまってQSOが途切れ途切れになったり、2局のQSOの間が縮まったりしています。

そろそろ、1.2G Pen3のノートの運用では現在の10種類以上の大量のシステムの同時稼動は厳しくなってきたのでしょう。
現在shuttleのK45というベアボーンにセレロンCore2でシステムを構築しなおす検討をしています。
メモリーとHDDは手持ちがありますから、20kくらいで作れそうです。
でも、既に10種類以上のシステムが動いていてそれらを再設定する手間を考えると二の足を踏んでしまいます。
もう少し現行システムのチューンで何とかいけないか努力します。

2008年9月3日水曜日

APRS WXステーション

先週からAPRSのWXステーションとしてインターネットのサーバーへ気象データを流し始めました。
APRS自体はナビトラを始めるころにいろいろとネットで調べているときに見て興味を持っていましたが、とりあえず設備がナビトラと共用できないので運用を見送っていました。
今回、ALL九州掲示板でWXステーションの運用開始の投稿を見て少し検討してみたところ、現行のシステムでもデータ送信が可能なことがわかったのではじめました。
考えてみれば当たり前で、九州のみで送信している431.00MHzのナビトラの周波数でのデータ送信もAPRSそのものだったのです。
本当は、九州の周波数である144.66MHzでの送信もやってみたいのですが、残念ながら現在は大分県内にはデジピータがないようで、福岡県内のデジピータを使うしかないようです。
144MHzのアンテナはエコーリンクに使っているのでサブアンテナではちょっと福岡までは無理だと思います。
当分の間はAPRS-ISへデータ送信を続けたいと思います。
情報はaprs.fiで見ることができます。IDはニックネームでも何でもよいようです。
なかなか面白いシステムです。