2010年8月22日日曜日

WMR-100の湿度計の調整

以前からWMR-100で表示される湿度が、湿度が低いときは極端に低いありえない湿度(15から20%)で表示される症状が出ていました。
たぶん、湿度センサーの吸湿体が結露によって流されてしまう結果ではないかと想像されます。
これは、私のところのWMR-100だけの症状ではなく、ある程度稼働時間が経過した個体で発症しているようです。

改善方法としては、コントローラ側にも同じものと思われるセンサーが内蔵されているので、これを取り外して交換するという方法が考えられます。
もうひとつはWeatherDisplay側でオフセットをかける方法があります。
今回は表示にオフセットをかけてみました。

WeatherDisplayのControlePanelで「Offsets,Limits and Rainfall Totals」の項目の「Humidity Offsets」がそうです。
ここで、「Humidity offset」の値を調整します。
何回かのテストの結果、私のWMR-100では45%のときに適正な値を示すようになりました。ただ、45%増しの値を表示するため湿度が極端に高い状態では100%を表示し、表示が飽和してしまいます。
夏の時期の60~80%程度の湿度ではうまく表示しているようです。手持ちの乾湿度計の表示とほぼ合っています。
これが、冬の乾燥時期にうまく表示してくれるかが問題ですが、さしあたりこれで様子を見たいと思います。

現在、円高ですので、WMR-100NかWMR-200を購入しておこうかとも思っていますが、とりあえず現状で動いているので悩ましいところです。

2010年8月2日月曜日

WMR-100の温度センサー交換

WeatherStationのWMR-100の温度センサーが不具合なのでサーミスタを取り寄せて交換してみました。
ネット上の情報では103ET-2というサーミスタが互換性があるようです。
いつものRSコンポーネンツで入手しました。
さて、風速、風向、気温、湿度の測定部の分解ですが、これもネット上に分解している写真やコツが書いてあったので、なんとかなりました。
まず、傘みたいなのが2つついているのですが、これをはずすために「くさび」のようなものを抜く必要があります。
これは、ラジオペンチで無理やり引っ張れば抜けます。
次の難関が、本体を縦に2分割するフタの取り外しです。
これがなかなか外れないのです。
ネット上の写真では特に問題ないようなのですが、外れないのです。
結果は、「力ずく」でした。上のほうの矢羽の方位を決めるパーツが引っかかってなかなか外れませんでしたが、「壊れてもいいくらい」の力でねじると外れました。(怖かったー)
あとは、センサー部分を引っ張り出せばいいわけですが、結構汚れています。
アルコールをつけた綿棒で清掃をしておきます。
湿度センサーは吸湿物質が塗ってあるはずなので乾いた綿棒でクリーニングしておきます。
なんと、小さな虫まで入っていました。
取り外したサーミスタと新しい103ET-2を比べてみると瓜二つです。
もしかすると互換品ではなく、「そのもの」かもしれません。
サーミスタを取り付けて、ケースを組みなおして室内テストをして見ました。
コントローラの室内温度計との差が0.7℃ほどありましたので、WeatherDisply側でオフセットをかけておきました。

翌日にタワーの途中(7m位)に設置しなおして様子を見ています。
10キロほど北東にあるアメダスのポイントとの温度差を見ていますが、ほぼ±1℃以内なのでまずまずだと思います。
異常な温度を示したのは、長雨が続いたとき(湿度が100%に近いとき)に発現したので、そういう状況のときまで様子を見てみたいと思います。

湿度のほうは相変わらず、湿度が低いと極端な低い値を示しています。
これは、結露でセンサーの表面の吸湿物質が洗い流されてしまったからだと思います。
機会があればコントローラ側の室内用のセンサーを取り外して交換してみようと思います。


追伸
103ET-2はまだ4つありますので、ご希望の方にはSASE+200円でお分けします。
コールサイン@JARL.COMでメールをください。